青森・十和田の長芋とは?特徴と栄養、おすすめレシピ
スーパーの青果売り場や、居酒屋のメニューで「青森県産 長芋」という文字を見かけたことはないでしょうか。
見かけたことはあっても、なぜ青森県の長芋がよく選ばれているのか、その理由までは分からない方も多いのではないでしょうか。
この記事を読むと、青森県や十和田市で長芋づくりが盛んな理由、長芋に含まれる栄養、そして家庭で簡単に作れるレシピまで分かるようになります。
長芋とは?青森県でも親しまれている野菜です
長芋は、すりおろすとねばりが出る野菜で、山芋の仲間にあたります。
青森県では昔から長芋づくりが盛んで、家庭の食卓やスーパーでもよく目にする野菜のひとつです。
長芋の見た目は、皮が薄い茶色で、中身は白くてみずみずしいのが特徴です。
すりおろすととろろになり、ご飯にかけたり、お蕎麦と一緒に食べたりする方が多いと思います。
とろろにせずに、千切りにしてサラダにしたり、厚めに切って焼いたりする食べ方もあります。
長芋には、秋に収穫するものと、冬を越えて春に収穫するものがあります。
秋掘りの長芋は水分が多く、さっぱりとした味わいです。
春掘りの長芋は、寒い冬を畑の中で過ごすことで、ねばりと甘みが増していると言われています。
青森県では、この秋掘りと春掘りの両方を楽しめることも、長芋の魅力のひとつです。
青森県では、長芋を使ったお菓子や加工品も作られており、お土産として選ばれることもあります。
すりおろした長芋を使った焼き菓子は、しっとりとした食感になりやすく、長芋ならではの良さが感じられる一品です。
長芋の旬はいつ?収穫時期による違い
長芋には「秋掘り」と「春掘り」という2つの収穫時期があり、青森県ではどちらの時期の長芋も味わうことができます。
収穫時期による違い|①秋掘りの長芋
秋掘りの長芋は、11月から12月ごろに収穫されます。
畑から掘ったばかりで水分が多く、すりおろすとさらっとしたとろろになりやすいことが特徴です。
さっぱりとした味わいを楽しみたい時に向いています。
収穫時期による違い|②春掘りの長芋
春掘りの長芋は、秋に収穫せずに畑の中で冬を越え、雪が解けた3月から4月ごろに掘り出されます。
寒い冬を畑の中で過ごすことで、長芋の中の水分が少しずつ落ち着き、甘みとねばりをより感じやすくなります。
このように、収穫の時期によって長芋の味わいが変わるのも、青森県の長芋の楽しみ方のひとつです。
十和田市をはじめとした産地では、季節に合わせて、その時期ならではの長芋を出荷しています。
長芋と山芋の違いとは
長芋は、山芋と呼ばれる野菜の中の一種類です。
長芋以外にも、大和芋やいちょう芋など、いくつかの種類が山芋としてまとめて扱われています。
長芋は、水分が多く、すりおろすと比較的さらっとしたとろろになります。
一方で、大和芋やいちょう芋は、長芋よりもねばりをより感じやすく、もったりとしたとろろになる傾向があります。
お好み焼きに使う場合は、もったりとしたとろろになるいちょう芋を選ぶ方が多いようです。
スーパーで「山芋」として並んでいる場合も、実際には長芋であることが多くあります。
形がまっすぐで長いものを選べば、長芋である可能性が高いと考えて良いでしょう。
青森県が長芋の生産量で全国トップクラスである理由
青森県は、長芋の生産量が北海道に次いで全国2位という、とても多い地域です。
全国で作られている長芋のうち、4割ほどが青森県で育てられています。
青森県でこれほど長芋づくりが盛んな理由は、長芋に合った土と気候が広がっていることにあります。
青森県には、水はけが良くてやわらかい土が多く、長芋がまっすぐ深くまで育ちやすい環境が整っています。
また、夏は気温が上がり、冬は寒さが厳しいという気温の差も、長芋の甘みやねばりを増やす理由のひとつと考えられています。
さらに、青森県の農家は長年にわたって長芋づくりに取り組んできました。
種選びや土づくり、収穫のタイミングなど、長い時間をかけて積み重ねてきた工夫が、青森県の長芋の品質を支えています。
こうした背景があるからこそ、青森県産の長芋は、全国のスーパーや市場でも安定した人気を保っています。
十和田市が長芋の名産地と言われる理由
青森県の中でも、十和田市を含む上北地方という地域は、長芋づくりが特に盛んなことで知られています。
十和田市の周辺では、にんにくやごぼうも多く作られており、これらの野菜と並んで、長芋も全国でトップクラスの生産量を誇っています。
十和田市のあたりは、火山の影響を受けた水はけの良い土が広がっています。
この土は、長芋がまっすぐにのびのびと育つために、とても適した環境です。
また、夏と冬の気温差が大きいことも、十和田市の長芋に甘みとねばりを与えていると考えられています。
このような土と気候の条件が整っているため、十和田市で育てられた長芋は、きめが細かく、ねばりをとても感じやすいことが特徴です。
青森県全体の中でも、十和田市の長芋は品質の高さで知られており、市場でも高い評価を受けています。
十和田市やその周辺では、長芋を「ブランド長芋」として扱う取り組みも進められています。
形やサイズをそろえて丁寧に箱詰めすることで、贈り物としても選ばれやすくなっています。
直売所やインターネットを通じて、産地から直接届けてもらえる機会も増えています。
長芋に含まれる栄養と体への良い影響
長芋には、お腹の調子を整える食物繊維や、体を動かすためのエネルギーになる栄養がバランスよく含まれています。
とても消化が良い野菜としても知られており、すりおろして食べることで、その良さをより感じやすくなります。
長芋の中には、でんぷんを分解する働きを持つ成分が含まれており、消化を助けてくれると言われています。
また、塩分の取りすぎを調整してくれるカリウムや、疲れた時に役立つビタミンB群なども含まれています。
長芋のねばり成分には、のどや胃の粘膜を守る働きがあるとも言われています。
とろろにして食べると、ご飯と一緒に食べやすくなるだけでなく、体にもやさしい食べ方になりそうです。
ただし、長芋にも食物アレルギーを持つ方がいますので、初めて食べる場合や、お子さんに食べさせる場合は、少量から試すことをおすすめします。
美味しい長芋の選び方と保存のコツ
美味しい長芋の選び方
美味しい長芋を選ぶポイントは、皮にツヤがあり、ひげ根が少なく、持った時にずっしりと重みを感じるものを選ぶことです。
表面に傷やへこみが少ないものほど、状態が良いと言われています。
長芋の保存方法
長芋を保存する時は、丸ごとの状態であれば、新聞紙に包んで、風通しの良い涼しい場所に置いておくと、しばらく日持ちします。
冷蔵庫に入れる場合も、新聞紙やキッチンペーパーで包んでから、ポリ袋に入れて保存すると良いでしょう。
切ってしまった長芋は、切り口をラップでぴったりと包んで、冷蔵庫で保存します。
すりおろした長芋は、小分けにして冷凍しておくと、使いたい時にすぐ使えて便利です。
冷凍する場合は、変色を防ぐために、少量の酢を加えておくと良いでしょう。
このように、長芋は保存方法を少し工夫するだけで、長く美味しさを保つことができる野菜です。
長芋を使った簡単レシピ3つ
長芋を使ったレシピの中でも、特に手軽に作れるのは「とろろご飯」「長芋の千切りサラダ」「長芋のバター焼き」の3つです。
どれも特別な道具を使わず、短い時間で作ることができます!
長芋を使った簡単レシピ①|とろろご飯
とろろご飯は、長芋の皮をむいてすりおろし、ご飯にかけるだけのレシピです。
お好みでしょうゆやだし汁を加えると、味に深みが出ます。
長芋を使った簡単レシピ②|長芋の千切りサラダ
長芋の千切りサラダは、皮をむいた長芋を細く切り、梅干しや海苔と和えるだけで完成します。
シャキシャキとした食感が楽しめて、お酒のおつまみにも合います。
長芋を使った簡単レシピ③|長芋のバター焼き
長芋のバター焼きは、長芋を1センチくらいの厚さに切り、フライパンでバターと一緒に焼くレシピです。
両面に少し焦げ目がつくくらい焼くと、外側はカリッと、中はホクホクとした食感になります。
塩こしょうやしょうゆで味付けすると、ご飯のおかずにもよく合います!
このように、長芋は調理の手間が少なく、忙しい日でも取り入れやすい野菜です。
レシピを変えるだけで、味わいの違いを楽しめるところも長芋の良さだと思います。
長芋に関するよくある質問
長芋については、皮はむいた方が良いのか、切るとかゆくなる時はどうすればよいのか、といった質問がよく寄せられます。
ここでは、この2つについてお答えします。
長芋の皮はむいた方が良いですか?
長芋は、皮ごと食べることもできます。
ただし、皮の部分にひげ根が多い場合は、口当たりが気になることがあるため、皮をむいてから調理する方が多いです。
とろろにする時も、皮をむいてからすりおろすと、なめらかな仕上がりになります。
長芋を切るとかゆくなるのはなぜですか?
長芋の皮の近くには、かゆみの原因となる成分が含まれていることがあります。
気になる場合は、ゴム手袋を使ったり、皮を厚めにむいたりすると、かゆみを抑えやすくなります。
また、調理の前に手や調理台に酢を塗っておくと、かゆみが出にくくなるとも言われています。
長芋はどんな人に向いている食材ですか?
長芋は、消化が良く、食欲がない時でも食べやすい食材です。
すりおろしてとろろにすれば、お子さんから年配の方まで、幅広い年代の方にとって食べやすい一品になります。
とろろご飯であれば、忙しい朝の食事にも取り入れやすいと思います。
青森・十和田の長芋を購入する方法
青森県や十和田市で育った長芋を試したい場合は、産地から直接届けてもらう方法を選ぶと、新鮮な状態で受け取ることができます。
株式会社CUOREでは、青森県十和田市で育った長芋をはじめ、季節ごとの野菜をお届けしています。
土づくりからこだわって育てた長芋は、ねばりと甘みのバランスが良く、とろろにしても、焼いても美味しく食べていただけます。
長芋の様子や、農園の日々の作業については、Instagramでもご紹介しています。
気になる方は、覗いてみてください!
まとめ

今回は、青森県と十和田市の長芋について、特徴や栄養、レシピなどを紹介しました。
青森県は長芋の生産量が全国でも上位に入る地域で、その中でも十和田市を含む上北地方は、長芋づくりに適した土と気候に恵まれています。
長芋には食物繊維など体にやさしい栄養が含まれており、とろろご飯やサラダ、バター焼きなど、家庭でも手軽に取り入れることができます。
青森県や十和田市の長芋を一度味わってみることで、長芋という野菜の魅力をより身近に感じていただけると思います!
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